湯シャンは薄毛予防になる？
【回答】 試す価値はあります。少なくとも界面活性剤配合シャンプーで洗い過ぎるよりはいいでしょう。
湯シャンが話題になって数年経過していますね。
福山雅治やタモリ等が実践していることでも注目されています。
湯シャンとは文字通りお湯や水だけで洗髪すること。
シャンプーでは落としすぎてしまう皮脂を適度に残すことで頭皮本来のバリア機能を取り戻し、健康な毛髪環境維持を目的としています。
市販のシャンプーに配合されている界面活性剤は皮脂を強力に洗い流します。
洗浄力が強いため、洗い過ぎになると、皮膚を保護している脂栓迄取り除かれ、頭皮が乾燥した状態になってしまいます。
その結果、菌が毛穴に入ったり、刺激を受けやすい状態から炎症を起こすことで、毛根を傷つけ、薄毛を促進する結果を招くこともあるのです。
ではぬるま湯（35度以下推奨）だけで洗髪する湯シャンをしていて問題はないのでしょうか？
湯シャンの場合、臭いが多少しますし（皮膚、頭皮の臭いというのでしょうか）、汚れが完全に落ちるとは言えないので、それが気にならないなら問題はないとされています。
まあ、おしゃれが気になる年代、加齢臭が気になる年代の方は納得しづらいですね。
気をつけた方がいいのは普段からフケが多く、「脂漏性皮膚炎」の可能性がある人。
実はシャンプーが適度に皮脂を落としたり、抗菌作用が効果を発揮している場合があり、湯シャンに切り替えることで、菌の繁殖を促進する可能性もあるからです。
湯シャンを続けて頭皮環境が悪化したと感じるなら中止して医師に相談しましょう。
湯シャンのみでは、髪のベタつきが気になる、ふんわり感が出ないといった声も聞かれますので、ケースバイケースで対応してもいいでしょう。
普段は湯シャンで、汚れや臭いが気になる日には弱酸性シャンプー（AGAならケトコナゾールのシャンプーもおすすめ）で洗う等自分の都合で洗い分けるのも一つの方法です。
アンチエイジングで有名な、南雲吉則ドクターもシャンプーは週２回で普段は湯シャン（35℃〜36℃）だとか。しかも徐々に水温を下げて最後は水にしているそうで、首の後ろに冷水をかけていたら生え際の髪が濃くなってきたと答えていました。
確かに湯シャンは頭皮環境によさそうですが、臭いやヘアスタイルを考えると毎日継続するのは難しい人もいるでしょう。
やるかやらないかという極端な考え方ではなく、自分のライフスタイルに合わせて湯シャンを取り入れ、少しでも毛髪環境を良くしていければよいのでは、と思います。
追伸
湯シャンがいいらしいとは聞いていましたが、温度が予想より低温で驚きました。福山雅治レベルのイケメンが湯シャンしてるなら、凡人は絶対にするべきかもしれません･･･。
