髪 自然乾燥 ドライヤー

髪や頭皮ケアのための正しいドライヤーの使い方とは?

【回答】 ドライヤーです。自然乾燥はNG。ただし、ドライヤーは正しく使いましょう。

髪の毛の健康や頭皮ケアのための正しいドライヤーの使いを教える美容師さん

シャンプー後の髪の毛を乾かすのにドライヤーを使う人は多いですが、熱風を髪の毛にあてているのは頭皮や毛髪によくないのでは?と不安に思うこともありますね。

かなり熱くなってる気がしますので。しかも乾かす時には指を頭皮にあてて左右前後に動かしたりしますから、抜け毛を増やしてるような・・・。

でも実際に、ドライヤーが原因でAGAが悪化するとか、抜け毛を促進することはなく、正しく使えば頭皮と髪の毛を健やかに保つ為に必要なことです。

まず、ドライヤーを使う前に、タオルドライで水気を吸収させておきます。

ゴシゴシこするのはNGです。

吸収性のよいタオルを押し付けるようにして水分をとっていきます。

次に、ドライヤーは「髪の毛」を乾かすのではなく「頭皮」や「髪の毛の根元」を乾かすように使います。

また熱風を近づけすぎると、キューティクルをはがしたり、頭皮の乾燥し過ぎを招きます。

ドライヤーの温度は大体100℃〜110℃に設定されていますから、最低でも頭皮から15p〜20pは離して風を当てるようにします。

  1. 頭頂部から下へ向かってあてていく
  2. 頭皮や根元をしっかり乾かす
  3. 後頭部は水分が残りやすいので気をつける
  4. 最後に冷風を通してたまった熱をとる

このように丁寧にドライヤーや頭皮を扱い、しっかり地肌を乾かせば大丈夫。

自然乾燥がNGな理由は、まず濡れた髪は摩擦に弱く、そのまま寝ればキューティクルが剥がれ、髪の毛を傷める原因になることがあげられます。

また濡れたまま放置していると頭皮が蒸れて、雑菌が繁殖しやすくなります。

頭皮にはマラセチア菌が元々存在しており、蒸れると繁殖し、最悪脂漏性皮膚炎の原因になることも。

ドライヤーを正しく使って、熱によるダメージを避ければ、大丈夫。

自然乾燥の方が頭皮環境にはよくないですから、必ず乾かしてから寝ましょう。

追伸

男の場合、タオルをそっと押し当てて乾かすなんて、考えたこともないかも。ゴシゴシやるのが子供の頃からの常識だったから。そんな姿は男同士で見たことないけど、これからはゴシゴシしないように気をつけよう。うまく乗り切りたいものです。