薄毛の原因がAGAなら年齢に関わらず高い確率で髪が生えてくる!
AGA治療を始める年齢や時期は人それぞれです。
20代の頃から予防の意味でAGAクリニックに通院する方もいれば、程度、薄毛が進行してしまってから治療開始する方もいます。
しかし、40代後半や50代になると
「この年齢で治療を始めてもAGAを克服することができないのではないか?」
とネガティブに考えてしまう。
または、AGAが進行しすぎて頭頂部と前頭部の大半の髪の毛がなくなり、ツルッとした見た目になってしまうと、
「今さら治療しても手遅れなのではないか」
と諦めの境地に入ってします人も少なくないのではないでしょうか。
実際のところ、AGAはどの程度進行したら治療が困難になるのでしょうか?
また、新たに髪の毛を発毛させることが可能な年齢は、何歳頃までなのでしょうか?
今回の記事では、これらの疑問を解消するAGA治療の発毛効果について解説していきます。
毛根の数は変化しない
はじめに多くの方が誤解していることをお伝えします。
それは、毛根の数は加齢によって変化しないということです。
髪の毛が抜けたり生えたりを繰り返しているということは、ほとんどの人がご存知だと思います。そして、一度髪の毛が抜けた後、再び髪の毛が生える時、それは同じ毛根から生えてきます。これもご存知の人は多いでしょう。
しかし問題は、その毛根の数が増えたり減ったりすると考えている方が多いということです。
つまり、AGAで悩んでいる人の多くは、毛根の数が減少しているために髪の毛が薄くなり、発毛剤や育毛剤を使用することによって新たに毛根が作られると考えているのです。しかし、これは大きな間違いです。
では何故毛根の数が変わらないのに、若いときフサフサだった人が年を経ると薄毛になってしまうのでしょうか。
ここでまた多くの人が誤解しているポイントがあります。
それは「毛根が死ぬ」という現象についてです。
毛根は死なない
前述のように、人間の毛根の数は胎児の時期に決定しており、その後は増えたり減ったりしません。
ではなぜ薄毛という現象が起こるのかというと、脱毛ホルモンの働きによるヘアサイクルの異常で、その毛根が正常に機能しなくなってしまっているためです。
男性の中には「毛根が死んでしまったから髪の毛が生えなくなった」と考えている人がいるようですが、これは間違いです。
よほど特殊なケースを除き、毛根が死ぬということはありません。
死ぬという言葉の響きは、もう生き返ることがないということを表しています。
しかし、薄毛の方の毛根は死んでいるわけではありませんので、いくつかの方法によって以前のように髪の毛を生やすことが可能です。
AGAが進行し、前頭部や頭頂部がツルツルになっている人の頭皮の状態をよく観察すると、ぱっと見では何も生えていないように見えている頭皮にも、実は肉眼では見えないほどの小さな髪の毛が生えています。
つまり、毛根は細々と生きているのです。
ではなぜ前頭部や頭頂部の毛根がそのような状態になってしまったのかというと、それはジヒドロテストステロンという脱毛ホルモンの働きによるものです。
ジヒドロテストステロンは、毛根内部のアンドロゲンレセプターに需要されると、TGF-βという脱毛促進因子を発生させます。
この脱毛促進因子は、まだまだ成長するはずの髪の毛を強制的に脱毛させてしまうという力を持っています。さらに、髪の毛が抜けた後の毛根を縮小させ、次に生えてくる髪の毛を以前よりも細くするという働きも持っています。
そのため、AGAが発症した人の髪の毛、特に前頭部や頭頂部の髪の毛をよく見てみると、細く短い髪の毛ばかりになっているはずです。
これはジヒドロテストステロンの働きによるものです。そして成長サイクルを無視して脱毛させてしまうので一定の長さ以上まで髪の毛は成長しません。
例えば、本来は5年という寿命を持った髪の毛でも、たった3ヶ月で抜けてしまうようになるのです。
細い状態の毛根から3ヶ月間かけて髪の毛が生えてきたとしてもそれはほんの数センチです。肉眼では見えないほど細くなってしまった髪の毛が、2センチや3センチだけ生えていたとしても、薄毛であることに変わりはありません。
多くの人はこのような状態になった毛根のことを「死んだ毛根」と表現しますが、実際には悪玉ホルモンの影響でサイズが小さくなり、髪が生えてもすぐに抜けてしまう状態ですが、毛根自体はしっかりと生きているのです。
AGA治療は何歳からでも始められる!
AGA治療は何歳からでも始めることができます。前述のように、毛根が存在しないように見えるとしても、実際にはしっかりと存在しています。
たとえ60歳でも70歳でも毛根は存在するので、AGA治療薬を使用することによって活力を元に戻し、若かった頃の髪の毛の状態に近づけることも可能なのです。
年齢によって毛根の数は減りませんので、ひとつひとつの毛根を若い頃と同じように活性化させることができれば、頭髪全体が元に戻っていくのです。
つまり、AGAの進行状況によって完治までにどの程度時間がかかるのかは変わりますが、薄毛の原因が男性型脱毛症であれば、AGA治療薬を使用することによって、高い確率で薄毛は回復することができるということです。
実際にAGAクリニックの治療で70代の男性が増毛したという症例もあるのです。
ただし、細胞分裂は有限であり、ヘアサイクルも50回程度が限界とされています。
そして、AGAの場合このヘアサイクルが短くなってしまいますので、毛母細胞が活動を停止するまでの期間、つまり髪の寿命も短くなってしまうといわれています。
さらに、AGA治療薬の効果を発揮するのは、毛根が毛を失ってから5〜10年程度ともいわれていますので、ハゲた状態が長いほど、発毛が困難になるといえそうです。
つまり、年齢に関わらず薄毛が気になりだしたら、早期に治療した方が、治療の効果は高り、毛が生えやすくなるといえるでしょう。
治療が不可能になるケースとは?
先ほど、毛根は死ぬことがないとお伝えしましたが、実は特殊なケースで毛根が死んでしまうことがあります。
それは大きな怪我や火傷をした場合です。一生残ってしまうような大きな怪我や火傷を負った場合、そのダメージは毛根にも達するので、毛根自体が消えてしまいます。
そのような場合、どんなにAGA治療薬を使用したとしても回復することはありませんので植毛手術や増毛などといった方法を使用する必要があります。
また、前述したようにハゲた状態のまま長期間経過した場合は、治療薬が効かなくなる可能性が高まり、手遅れになることも考えられます。