AGAクリニックの治療期間〜AGA治療をやめたらどうなる?

毛髪理論に基づきAGAの治療期間を検証!

AGA治療でクリニックに通院する期間は?

約20年前は不可能とされていた薄毛の治療ですが、AGAクリニックに通院し正しい治療方法を実践することで「薄毛は治療できる」という考え方も広まってきました。

では、AGAクリニックに通院した場合、どの程度の期間でAGAは完治するのでしょうか。

また、完治した後でAGA治療をやめた場合、再び薄毛になってしまうのでしょうか。

AGAやヘアサイクルの仕組みなど、毛髪理論に基づいて検証していきます。

ヘアサイクルから考えるAGAの治療期間

ヘアサイクルの画像

AGAの治療期間を検証するには、まずヘアサイクルというものを深く理解しなければいけません。ヘアサイクルの仕組みが分かれば、自然とAGA治療に必要な期間も逆算することで分かってきます。

ヘアサイクルとは?

ヘアサイクルとは、「髪の毛が生える→髪の毛が成長する→成長が止まる→抜ける→再び髪の毛が生える」というサイクルのことです。

このヘアサイクルは、大きく3つの期間に分けることができます。

1つ目が「成長期」といって、髪の毛が新たに生まれてから成長を続ける期間です。ヘアサイクルの中ではこの期間が基本的にもっとも長く、3年〜5年続きます。

2つ目が「退行期」といって、髪の毛の成長がストップし、髪の毛が抜ける準備をしていく期間です。頭皮の中で徐々に毛根が上がってきて、その下には、新たな髪の毛のもととなる毛母細胞が集まりだします。この期間が2週間から3週間です。

3つ目が「休止期」といって、髪の毛が抜け落ちてから、新たな髪の毛が生えるまでの期間です。

表面上は何も起こらずに休んでいるように見える期間ですが、実は毛母細胞が皮膚の下で細胞分裂を繰り返し、新しい髪の毛の元となる毛乳頭を作り出しています。この期間は2ヶ月から3ヶ月程度続くといわれています。

人間は季節によって毛が生え変わる動物と異なり、1年中同じペースで髪の毛が抜け続け、そして生え続けます。

健康な人の頭皮には10万本の髪の毛が生えていますが、このヘアサイクルと照らし合わせると、1日70〜100本程度が抜け、そして同じように70〜100本程度が生えるということになります。

髪の1日の抜ける本数と新たに生える本数を計算式にすると

【10万本(毛髪数)÷1095日(3年のヘアサイクル)=91.32本】

となります。

AGAの完治までに必要な期間は?

このヘアサイクルのシステムから考えると、休止期の髪の毛が新たに成長を始め、目に見えるほどにまで成長するには最低でも休止期と同程度の期間、3ヶ月は必要であるということがわかるはずです。

もっと言えば、AGAの原因となる悪玉ホルモンは、毛根を細く弱くする働きがありますので、その毛根から生えてくる新たな髪の毛は産毛のように細く、成長スピードも遅いです。

そのため、1ヵ月に1ミリや2ミリといった、通常の髪の毛の10分の1程度の成長スピードになります。ということは、目に見える回復までにはさらに長い期間が必要になるということです。

よく、「1ヵ月AGAクリニックに通院してみたが効果がなかった」などという口コミを見ますが、効果が出ないのは当然です。最低でも3ヶ月、できれば半年程度は継続して治療している人の口コミでなければ信頼することはできません。

逆に「1ヵ月で髪の毛が生えた!」などという口コミは、ヘアサイクルの関係上どう考えてもありえないので、嘘の口コミであると断言できます。

AGA治療をやめたらどうなる?

満足な発毛を実感してもAGA治療薬の服用継続を医師にすすめられました

AGAクリニックに通院することで髪の毛の量が若い頃と同程度にまで回復し、「完治した」と言えるところまできた時、AGA治療をやめるとどうなるのでしょうか。

AGA治療は、やめると再びハゲる!

残酷な結論ですが、AGA治療をやめると、AGAは再発します。

というのも、AGA治療薬の働きというのは、一時的にAGAの原因となる悪玉ホルモンの働きを弱める効果がある「対処療法」だからです。

そのため、AGA治療薬の使用を止めれば悪玉ホルモンの働きも再開し、せっかく増えた髪の毛がまた抜けてしまうのです。

残念ながら、現在の科学技術ではAGAの根治ということは不可能です。

どうしても治療を止めたいのであれば、植毛や増毛などといった、特殊な施術を受ける必要があります。(植毛や増毛の場合も定期的なメンテナンスが必要になります)

治療期間と維持期間では治療内容が異なる

薄毛が進行している状態から髪の毛を増やしていく「治療期間」と、髪の毛が増えた後にその髪の毛の量を維持する「維持期間」では、治療内容が変わります。

「治療期間」の場合は、AGAの原因となる悪玉ホルモンの働きを弱める「フィナステリド」や「デュタステリド」を主成分とした飲み薬を使用しながら、同時に髪の毛の成長を助ける「ミノキシジル」を主成分とした塗り薬や飲み薬を使用していきます。

「維持期間」では、「ミノキシジル」の使用をやめ、「フィナステリド」や「デュタステリド」が主成分の飲み薬のみの使用でOKになります。

また、「治療期間」では1日に1回の服用だったものが、「維持期間」に入ると2日に1回の服用でもOKになります。

まとめ

AGA治療に必要な期間は、最短で半年、長ければ1年〜2年程度です。

どこまでを「完治」と捉えるかによってもその期間は大きく変わりますが、見た目に変化が現れるまでの期間でいえば、ヘアサイクルのシステム上3ヶ月程度にはなるでしょう。

また、残念ながらAGAは治療をやめた途端に再発します。そのため、完治したとしても再発防止の意味でAGA治療薬の服用は続けなければなりません。

しかし、この期間に入れば治療薬の種類は減り、服用の頻度も減らせるので、経済的な負担は少なく済むでしょう。

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