プロペシアの服用などAGA治療はやめたらどうなるの?
【回答】
元に戻っていきますが、そのスピードには個人差があり一概には言えません。
プロペシア服用などのAGA治療は満足できる状態になったら治療をストップしても大丈夫といった意見があるようですが、残念ながら止めると元に戻ります。
戻るスピードには個人差があるにせよ、治療無しでの現状維持は困難といえます。
ただし、治療開始時点の薬量をずっと継続しなければならないということではなく、様子を見ながら薬の量を調節していくことは可能です。
というのも、AGAの原因となっている男性ホルモンは年齢によって量が徐々に減少していく為、薄毛、脱毛の進行もそれに伴い遅くなっていくからです。AGAがストップするわけではありませんが、ペースがゆっくりになっていくわけです。
ただしペースが落ちても脱毛することに変わりはありませんので、それがどうしても嫌であればずっと治療を継続しなければならない、ということになります。
AGA治療によって改善される「頭髪の見た目」については考え方や価値観の個人差が非常に大きいものです。
何歳になってもずっとフサフサ状態でいたい、薄毛だと思われるのは我慢できないという人もいれば、ある程度の年齢になったら多少薄毛になっても構わないという考え方の人もいます。
ですから、様子を見ながら、自分で納得のいく頭髪状態を維持できる程度の治療に服用量を調節していく、又は治療をやめるという選択肢もあるわけです。
例えば、プロペシア(フィナステリド)とミノキシジルの併用治療により、満足のいく毛量まで回復したら、男性型脱毛症の進行を抑えるプロペシアのみの服用にし、現状維持に努めるといった方法もあります。
あるいは、AGA治療薬を3日に2回、2日に1回といったように症状に応じて服用回数を減らしていくといった手段も選択できるわけです。
AGA治療は保険診療ではありませんので、継続するのに金銭的負担が大きいのがネックで、自分の経済状態と外見に関する価値観とのバランスで服薬を調節していくしかありません。
しかし、大切なのは、まずは男性ホルモンの分泌量が盛んな時期に髪を守る為の治療を開始するということです。
なんといっても人間の細胞分裂に関わるヘアサイクルの回数には限界があるので、髪の成長期の期間を延ばせば、その分髪の寿命も延びるのです。
詳しくは⇒早期治療が大切だといわれる理由
なるべく長く頭髪のボリュームを保っていたいなら、早めの治療をおすすめします。
追伸
1度回復したら薬を止めてもキープできるのかと思っていましたが誤解ですね。
髪の毛は見た目年齢を大きく左右するから、何歳であきらめるかは価値観の問題で、自分はどう思うのか、その時になってみないとわからないです。
今はまだ絶対にハゲたくないですが。せっかく取り戻した髪の毛のボリュームを維持するためにも、プロペシアの服用だけはしばらく継続していくつもりです。